日本漢俳学会で定める漢俳の詩法 日本漢俳学会は中国漢俳学会と呼応する日本の漢俳学会です
漢俳は誕生して数十年の童子です。未だ定義さえも定まっていません。身近に耳にするところでも幾つかの定義が云われています。
作品として句の作りは漢語ですが、作品も詩法も共に日本俳句と相互通用すると言う人も居ます。これは説得力が有りますが、なにしろ難しいのです。
漢俳は日中文化交流の橋梁となる使命を背負って誕生した経緯があります。この点に重きを置けば、大衆に創り易い事が条件となります。下記記載の詩法は、大衆の創りやすさに重点を置いた詩法です。
日本漢俳学会は2005年6月に成立しました
日本漢俳学会が定める漢俳詩法の原則
綴りは
漢字とする
日本漢字・中国漢字を問わない
文法は
漢語文法による
構成は
題
序文
漢俳
註
句の構成は
原則として
五字+七字+五字の三句、都合十七字とするも
作趣により適宜案配を可とする
押韵は
古典韵・現代韵・用途韵・地域韵を問わない
平韵・仄韵・平仄混用を問わない
無押韵を問わない
押韵位置
押韵は句末とする
最終句押韵は必須とする
創作
対象は問わない
趣旨は俳諧的な味わいや趣
滑稽・軽妙・洒脱・脱俗的な味わいなどを必須とする
詩法変更の可否
基本詩法の変更は不可
除外
詩法ではないが、
日本漢俳学会が扱う詠題から、
思想・政治・近代史は除外します
茲に述べられた詩法は、俳句に雰囲気は似ていますが、あくまで小令ですから、日本俳句とのスムーズな相互通用は作品の如何に依ります。
一日も早く何方かが、評価に値する作品を多数作り、誰が作っても高い確率で程々の作品が出来る詩法を確立為されて、茲に提示の詩法が「舊体」と呼ばれる日の訪れることを、希望いたします。
日本漢俳学会創設者 日本漢俳学会初代会長 中山榮造